BIKE TOKYO 2016 に参加してみた[前編]

biketokyo2016_pc_top01※画像は公式サイトより

東京都内にも晩秋の肌寒さがやってきた2016年11月27日(日)、都内の名所を巡るサイクリングイベント「BIKE TOKYO 2016」が開催されました。今回はスポーツエントリーメンバーさんから寄稿いただいた参加レポートを前編・後編の2回にわたってお届けします。


自転車に乗って街のアチコチをサイクリング —— とっても楽しそうだけど、道が分からないし、自動車も怖いしなあ……。そんな不安を感じちゃう初心者でも、都内サイクリングの楽しさを満喫できるイベント「BIKE TOKYO」に参加してきました。

かつてボクも前身イベントに嫁さんと参加し、自転車とサイクリングの楽しさに夫婦でハマったクチです。あれから6年、よりサポート体制を厚くしたという「BIKE TOKYO 2016」で走る機会を得たので、初心にかえる気持ちで参加してみました(今回は嫁さんの都合が合わずボッチだけど)。

目  次

  1. BIKE TOKYO 2016 走行ルート
  2. いざ、スタート会場の有明へ
  3. 下町エリアを駆け抜ける
  4. 坂道を乗り越えて進め!

 

BIKE TOKYO 2016 走行ルート

biketokyo2016

BIKE TOKYO 2016の走行ルートは、有明をスタートし、門前仲町や両国などの下町を抜け、神宮外苑や六本木を経由して銀座、そして築地と豊洲と、東京の観光名所を巡る約37km。エイドステーション(休憩所)が約10kmごとに用意され、”自分の脚で行く東京観光” を楽しめます

いざ、スタート会場の有明へ

愛車 GIOS FELUCA で BIKE TOKYO 2016 に参加BIKE TOKYO 2016に愛車のGIOS FELUCAで参加。20インチという小径タイヤを履いたミニベロと呼ばれるタイプの自転車です。小回りが利くので都内を走るのに便利で、気に入ってます

BIKE TOKYO 2016 スタート会場の風景8:00過ぎに、スタート/ゴール会場の有明・東京臨海広域防災公園へ到着。すでにグループA(8:30スタート組)の人たちが、スタートゲート前に並んでます

大会MCの 南隼人さん 黒澤まさ美さん イッシーさん会場をふらふら歩いてると、開会式イベントがはじまりました。大会MCの南隼人さん・黒澤まさ美さんが、寒空の下の会場をトークで暖めます

和太鼓団体の破魔が開会式を盛り上げる次いで、創作和太鼓集団「破魔」の演奏。ダンスやヒップホップとコラボレーションするなど、パフォーマンスも見もの

立ち乗り自転車ElliptiGOとファットバイクの交流会場を見回すと、珍しい自転車に乗った参加者もいっぱい。立ち乗り自転車のElliptiGOで参加する3人組、ファットバイクで走る人、折りたたみ自転車のA-bikeで統一したチームなど、ゆるゆるイベントならではの多彩さ。思わず「その自転車、何!?」と声を掛け合っちゃうものです

電動アシスト付き「ドコモ・バイクシェア」がレンタルされる電動アシスト付きの「ドコモ・バイクシェア」が公式レンタル自転車として用意されました。これなら手ぶらでも参加できるし、長距離を走ったことのない人も安心ですね

ドコモ・バイクシェアで参加する親子ペアこちらの父子は、ドコモ・バイクシェアを借りて準備万端の模様。余裕の表情でスタート前の会話を楽しんでました

GIOS FELUCA にゼッケンを装着そろそろ自分もスタート準備をせねば。受付で2枚のゼッケンを受け取り、1枚は背中に、もう1枚は自転車の前部に装着。こうして出走準備をしてると、気持ちが高ぶってきますね

BIKE TOKYO 2016 スタート風景いよいよ、自分が属するグループCのスタート時間が迫ってきました。渋滞しないように15人程度ずつに区切って、数分間隔でスタートしていきます

下町エリアを駆け抜ける

BIKE TOKYO 2016 スタート風景グループCの中程にいたため、9:40頃に東京臨海広域防災公園をスタート。スタートゲートを通り抜け、一列になって都道484号へ出ていきます

東京ビッグサイト東交差点から都道304号を北上最初の交差点(東京ビッグサイト東)を左折して、まずは有明通り(都道304号)を豊洲方面へ進みます。ベイエリアらしい開放的な風景と、晩秋のキリッとした空気が気持ちいい!

新豊洲変電所の先で右折し、ゆりかもめに沿って豊洲方面へ新豊洲変電所の先、晴海大橋南詰交差点で右折し、ゆりかもめに沿うようにして豊洲駅へ向かって走行。沿道の風景にタワーマンションが増えてきました

豊洲での信号待ち風景走行中はもちろん、信号待ちの間も、参加者は一列になって行動。自動車や歩行者に配慮して、みんなで気持ちよく道路をシェアすることが、安全で楽しいサイクリングの基本だと思います

BIKE TOKYO 2016 では曲がる交差点ごとに案内板が掲出イベント中、右折や左折する交差点には案内板を掲げたスタッフが立っていてくれます。おかげで道に迷うことなく、安心してサイクリングに専念できます

門前仲町から清澄通りで両国まで北上夫婦や恋人のペア参加者もたくさん。このカップルのように、走り慣れてる男性が後方から声を掛けながら走行すると、初心者が焦らず走れます。これ、家族円満な自転車生活のコツ

ビルの合間にスカイツリーが見えてきたさて、門前仲町を抜けて清洲通り(都道463号)を北上していくと、やがて本所(時代劇によく出てくる地名ですね)へ。ビルの合間に、東京スカイツリーが見えてきましたよ

第1エイドステーションの横網町公園に到着そのまま進めば、第1エイドステーションの横網町公園に到着。スタート地点からここまでの走行距離は約9.1km。自転車を押し歩きながら公園内を散策し、紅葉を楽しむとしよう

慰霊堂の脇に設けられたサイクルラックに駐輪慰霊堂の脇に設けられたサイクルラックに駐輪し、しばしの休憩タイム。トイレを済ませ、大会テントで補給食をいただいてくるとしますか

エイドステーションでゼッケンをチェック後、補給食をいただく第1エイドステーションの大会テントでは、みたらし団子と浅草の名店・三鳩堂の人形焼を提供してました。ボランティアスタッフの方々から、下町情緒あふれる甘味を受け取ります

みたらし団子と人形焼で糖分を補給みたらし団子と人形焼で糖分を補給。サイクリングは意外とエネルギーを消費するので、糖分を補給しないと低血糖を起こしかねません。糖分がないと脂肪も燃焼しないし、遠慮なく食べよう

共にBROMPTONで参加した素敵な父娘さん休憩中に出会った素敵な父娘ペア。英国車のBROMPTONは簡単に折りたため、キャスター付きで持ち運びしやすいから、輪行(自転車を電車に乗せて移動)も楽ちん。こういう親子に憧れるなあ

両国国技館を横目に靖国通りへ向かうそろそろ走行を再開しよう。公園を出て両国国技館の脇を京葉道路(国道14号)まで南下。国技館を見た人々は記念撮影を楽しみ、第2エイドステーション(明治神宮外苑)へ向かいます

坂道を乗り越えて進め!

靖国通りで秋葉原の南側を走り抜ける京葉道路(国道14号)を西進し、隅田川に架かる両国橋を渡って靖国通りと名前を変えた道を進みます。秋葉原までくると交通量が増えてきました。安全のためにハンドサインを心がけよう

ハンドサインは周囲に交通状況を知らせるもので、減速、停止、右折、左折、進路変更などを知らせるために使います。近くの仲間や自動車と円滑に走るための交通コミュニケーションなので、マスターして損はありませんよ(きれいなハンドサインを出す人は玄人っぽくてカッコイイです)

参加者の前に立ちはだかる九段坂そして、やってきました。本ルート最大の難所(かもしれない)の九段坂。江戸時代から有名な急坂で、明治期には坂を上る荷車を後ろから押す職業があったそうです

九段坂をダンシングで登坂する参加者たち左手に見える日本武道館の存在も忘れ、みんな必死にダンシング(立ち漕ぎ)して九段坂を登坂。苦しいよね、辛いよね。でも、また坂を登りたくなっちゃうんですよ、自転車沼にハマると

靖国神社に立ち寄ってひと休みする参加者もいます九段坂を上り終え、頂上にある靖国神社に立ち寄る参加者もチラホラ。ちょこっとルートを外れて寄り道できるのも、BIKE TOKYOの魅力。楽しんだもの勝ちです

路肩の車両を避ける際はハンドサインを出そうその後は靖国神社南門交差点を左折して、麹町の坂を上り下りしながら新宿通り(国道20号)へ。路肩の停車車両が増えてきました。避けるときにこうやってハンドサインを出してくれると、後続の人たちも交通状況が分かり、停車車両や前走者に追突することなく走れます

立ち漕ぎ自転車ElliptiGOのチームと一緒に四ツ谷を通過四ツ谷の手前で、立ち漕ぎ自転車のElliptiGOに乗る3人組に追いつきました。ルームランナーのように漕いで走る姿は、注目の的。みんなに楽しい驚きを振りまきます

外苑西通りの坂を下って青山通りへ向かう新宿御苑トンネルの入口・四谷四丁目交差点を左折し、外苑西通りを南下。建設中の国立競技場を横目に、ゆるやかな坂を下って青山通り(国道246号)へ向かいます

見頃を迎えた神宮外苑いちょう並木に到着南青山三丁目交差点を左折し、少し走れば神宮外苑。いちょう並木がちょうど見頃を迎え、一面が黄金色に染まってました。みんな自転車を降りて、美しい風景を撮影しまくります

聖徳記念絵画館の前に設けられたサイクルラックに駐輪紅葉を満喫した後、聖徳記念絵画館の前に設けられた第2エイドステーションに到着。ちなみに、第1エイドからここまでの走行距離は約13kmでした

第2エイドステーションのお姐さま方大会テントへ行くと、明るいお姉さま方が「お疲れさまね!」とねぎらいの言葉をかけながら、補給食のチョコレートケーキを手渡してくれました

第2エイドステーションではチョコレートケーキを提供補給食として提供されたチョコレートケーキは、サイクリング中の体にありがたい甘口。ゴールへ向かうためのエネルギーを蓄えます

第2エイドステーションでチョコソースがけバナナを食す補給食にはバナナも用意されてました。一緒に置いてあったチョコレートソースをかけて、ムシャムシャと平らげます。なあに、走ればカロリーは消費されるさ(もう1本頬張る)

レンタル電動アシスト自転車はここでバッテリー交換レンタル電動アシスト自転車は、ここで後半戦に備えてバッテリー交換。さすが配慮が行き届いてます。バッテリー残量に不安があったら、最後まで楽しめませんものね

2つのエイドステーションを回り終え、BIKE TOKYO 2016の走行ルートは後半に突入。有明のゴールへ向けて、六本木や銀座を走り抜けることになります。その途中には、どんな風景が広がり、どんな出会いがあるのでしょうか。期待を胸に[後編]へ続きます。

新着自転車ニュース

Page Top