B.B.BASEバスビワイチサイクルツアー[後編]


11月16日から18日にかけて、「B.B.BASEバスビワイチサイクルツアー」が実施されました。本イベントは両国発着の特別高速バスを使って、滋賀県守山市をスタート・フィニッシュとする琵琶湖(北湖)一周を楽しむサイクルツアー。今回、スポーツエントリ―がこのツア―の2泊3日の様子をイベントレポートで皆さんにご紹介いたします!ここから後編!

前編はコチラ

目 次

  1. 宿泊してわかる琵琶湖の奥深さ
  2. 2日目スタート!朝日美しい並木道
  3. 定番観光地&知る人ぞ知るグルメをくまなく巡る
  4. ついにフィナーレ、琵琶湖大橋
  5. フィニッシュポイント到着!そして帰路へ
  6. ツアーを終えて感じたこと

宿泊してわかる琵琶湖の奥深さ


翌日は6時半から朝ごはん、7時集合と朝早め。私は6時くらいに部屋を出ましたが、廊下の窓からの眺めにびっくり。


慌ててテラスに出ると、見事な琵琶湖の朝焼けです!


すでに朝起きていたサイクルブロガーのきっかさん(「亀が無理してロードバイク乗ってみた」作者)ご夫妻と早起きできた喜びをかみしめました。


昨日の穏やかな琵琶湖からは想像もできなかったドラマチックな朝焼け。みるみる変わっていく空の色が水面に移って現実感がありません。


日の出が始まるころ、朝ごはんの時間となり、レストランに向かいました。


テラスに面したホテルのレストランで、日の出を見ながら朝食。


昨日いただいた赤こんにゃくのほか、「たで真丈」、琵琶湖で取れた海老とお豆の合わせ炊き、近江牛の肉味噌などが並んで、ご飯がすすむすすむ。



7時にミーティング開始。本日は守山市への約60㎞のコースです。


今日も良いお天気!がんばりましょうー!

2日目スタート!朝日美しい並木道


ホテルを出てのどかな田園風景を走っていると突如大迫力の並木道!メタセコイアという木で、昭和56年、学童農園の整備事業の一環として植えられたのだそう。


2.4㎞に渡り、500本の大木が並んだ様は「マキノ高原のメタセコイア並木」として今では観光地になっています。


車も案外多いのですが、みんなのんびり走っているので穏やか。赤のジャケットはあかかめらさん。


並木道を引き返してコースを走ると、まもなく大きな風車が見えてきました。



高島STAGEX」というキャンプやバーベキューができる施設なのだそうです。


開放的なテラスでのびのびコーヒー休憩。


日差しがあったかくてゴロンとしたくなります


私はプリンを見つけ、勝手にグルメライド開始。

定番観光地&知る人ぞ知るグルメをくまなく巡る


その後車道を走ること10~20キロ、琵琶湖に立つ鳥居が見えてきました。


ここも人気観光地の一つ、白鬚神社。全国の白鬚神社の総本社だそうです。道路を挟んで茅葺の社が建っています。神社の敷地にあるバイクラックに自転車を預けました


バイクラックが木製でかわいい!しかもビワイチのマークがついてます。


道路から琵琶湖の鳥居へは石畳の階段があり、水際ぎりぎり間で降りることができるとのこと、私もおりてみました


水がすごい透明!


鳥居をバックに記念撮影!


ここから、対岸に琵琶湖大橋が見えます。あれを渡るとゴールの守山市。急に旅の終わりを実感してきました。


湖面の気象条件によって、蜃気楼が発生し、対岸の土地が浮かんだり、沈んだりして見えることがあるそうです。「今日はうっすら浮かんでいるんだけど、わかるかなー」と山口さん。うーん、うっすら…?

ここで、腹ペコチームと、軽食チームにわかれました。腹ペコチームは「豚汁ラーメン」という現地の人も知らないマニアックなラーメンを食べに。軽食チームは志賀駅前の絶品パン屋さん「薪窯焼きのパン るうた」へ。


15㎞弱ほど走って小さな志賀駅に到着。


駅のロータリー向かい「薪窯焼きのパン るうた」に入店。


食パンが人気で、一斤お土産に買われたツアー参加者もがいらしたのだとか!


まんまるの「まるうたパン」も心惹かれますが…


今回は総菜パンをチョイス!「水出しコーヒークリームパン」と、


ユニークな名前の「くるみのつえ シナモン」を購入。「くるみのつえ シナモン」は揚げたくるみパンにシナモンシュガーがかかってました。絶対うまいやつ!


あまりに天気がいいので外に持ってきました。


のどかな景色を眺めながらいただきます!どちらもパンの味がしっかり濃くて、シンプルな食パンが人気なのがわかりました。


豚汁ラーメンを食べ終えたメンバーが合流して、ここから次のスポット。また甘味です!


塩大福で有名な「団喜」へ到着。


定番から変化球までいろんな味の大福が並んでいます。


スタンダードな「黒豆塩粒」と「ゆず」をチョイス。塩気は控えめ、かなりなめらかで柔らかいお餅!あんこがしっかりしていて小豆のいい香りがします!


定期的に開催される「大福詰め放題」イベントの看板を見つけました。これ、500円で詰め放題ってかなりお得では…。
地元のサポードライダーさん曰く、このイベントの日はこの辺りで渋滞が起こり、その現象を「もち渋滞」というのだとか!あの大福なら納得です。


建物入り口には、ビワイチ記念の看板があり、これを使って集合写真!


となりの建物は同じく団喜さんがやっているあんぱん屋さん。


ここも人気で、「あんぱんはね、日持ちするからね!」と地元ライダーさんがテンション高めに買い込んで(?)いて、思わず期待が膨らみ私もつぶあんぱんを購入しましたが、流石にお腹に入りきらん…。お土産としてサポートカーに預けました。

ついにフィナーレ、琵琶湖大橋


さて、「団喜」からまた少し走ると、あっという間に橋のたもとの「道の駅 びわ湖大橋米プラザ」。ここから大橋を渡るフィナーレです。


登った中腹で自転車を降りて見下ろすと、目の前のパノラマは走破した北の湖!


青く霞む対岸も、小島の向こうも、行って帰ってきたなんで信じられない‥‥。


思わずみんな自分の走って来た道にカメラを向けます。


ここに掲げられている遠景図、じつは


このツアーでサポートカーを運転していた守山市役所の高山さんの作品!


カメラマン後藤さんと副編集長山口さんが走って(!)到着。


脚立をお借りして、私もみなさんの記念撮影をさせてもらいました!ポーズは私が悪ノリでお願いした「チャリできた!」。でも本当にチャリできたんで!


ここから琵琶湖大橋を一気に下ります。


降りたところからの琵琶湖大橋ビュー。


出発地のマリオットホテルまで本当にあっという間につきました。

フィニッシュポイント到着!そして帰路へ


レンタサイクルの私は自転車をお返ししにショップへ。輪行の方はバッグに入れたり、ラックに設置するための準備をしたり。出発時間まで少し時間があったので、ホテルの立ち寄り温泉に入って汗を流しました。


いよいよ、ここでゲストライダーの五郎さん、ガイドライダーのお二人、守山市役所の高山さん、358TVさんとはお別れ。たった2日ながら濃い時間を過ごし、握手をして別れます。


笑顔でお見送りしてくれました!


マリオットホテルを出発したのは15時前。22時過ぎには両国に到着しました。寝たり、撮った写真を見ていたらあっけないくらい快適に到着です。自転車をおろして、ここで解散。


フロントフォークを固定していた什器、取り外せるんですね!


なんとここから自走でおうちに帰るサイクリングマンさん。タフ!ほかにも何人かベテランライダーさんは自走で帰路につかれました。みなさん、お疲れ様でした!

ツアーを終えて感じたこと

この2日間のライドで訪れた立ち寄りスポットはなんと13箇所。有名ド定番から現地の人しか知らない、現地の人も知らないポイントまで凝縮された情報量のコース企画です。

また、どのスポット間も10-20km程度で、このくらいであれば初心者でも辛くならずにライドできる距離。ガイドライダーが先頭を走ってくれるので、道に不安になることもありません。

1日で160kmの湖畔を巡るライドも「ビワイチ」ですが、朝焼けの琵琶湖や、日中活発になる水鳥や漁船の行き来する湖畔、夜の静かな水面も堪能するのであれば中1泊をとるのが最適だと感じました。

今回のルートについては、過去3年間ビワイチのサイクリング施策に取り組む守山市、地元ライダー、バイシクルクラブ編集部が検討を加え、つくられたもの。「ビワイチを楽しみにつつ、観光やグルメ、また地域ごとに代わるビワイチの風景を楽しめるように」という企画テーマそのまま実現されたツアーでした。

途中途中、先回りして待っていてくれるB.B.BASEバスやサポートカーも、とても頼もしい。初心者の私が2日で160kmを走りおおせられたのもこの企画なしではありえなかったと思います。

優しく頼もしい進行役、バイシクルクラブの山口さん、バス運行を取り仕切っていたJRバス関東の鶴田さん(このビワイチでロードバイクに目覚め、新車を購入して全行程参加!)、ライドもレポートもと欲深い私のわがままを聞き入れ、撮影スポットを教えてくださったカメラマン後藤さん。
みなさん本当にありがとうございました!この楽しさ、どうにか全ライダーに味わっていただかないと勿体無い!

なんと11月30日(金)出発の回は11月22日(木)が申し込み締め切り。ご興味ある方はぜひ急いでお申込みを!

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