佐渡ロングライド2016
Bクラス130kmを無事完走しました!
というわけで、久々に長ーいレポを書きました。
(ホントに長いです。笑)
一昨年の秋、初めて佐渡で自転車に乗って以来、紺碧の海岸線を走ったその体験があまりにも素晴らしく、いつかは出てみたいと憧れていた「佐渡ロングライド」。
念願叶って、このたび初出場をし、Bコース130kmを完走することができました。
その思い出を残すために、前日の出発から綴っておこうと思います。
@BOSSが仕事で一緒に来れなくなったので、ウトロンを@BOSSに預けて、ひとりで参加することになったのは前回のブログに書いたとおり。
スポーツサイクルサカモトさんのグループと一緒に参加させて頂けることとなったので、予約してあったカーフェリーをキャンセルし、バイクはサカモトさんのトラックにお願いして、身ひとつで海を渡ることに。
サカモトさん、急なお願いにもかかわらず快く受けて頂き、本当にありがとうございました。
いつもお世話になってますm(_ _)m
【前日、土曜日】
朝8時。
新潟の佐渡汽船乗り場に着いてみると・・・
ナニコレ( ̄∀ ̄;)汗
こんな佐渡汽船乗り場、見たこと無い。というくらいの人・人・人。
でも勝手知ったる佐渡汽船。
スルスルスル〜と上っていって、売店でハイボールとかつサンドを買って、ものすごく混み合いそうな2等客室をパスして窓辺のテーブル席をゲット。
あ〜、お腹すいた!
海を見ながら優雅に朝食です。
出港時は曇っていたけど、佐渡が見える頃には海も空も青く輝いて、気持ちのいいお天気になってきました。
デッキに出てひとり微笑みながら自撮りする私。笑
11:40両津港着。
輪行袋に入った自転車を抱えた人が次々に降りてきます。
両津港からは宿の送迎バスで移動。
宿は明日のスタート地点にほど近い、Ryokan浦島さんです。
トラックで運んで頂いた自転車をサイクルプールに移動し、外してあったペダルを取り付けたら昼食会場へ。
昼食は同じ浦島さんの敷地内にあるフレンチレストラン「La Plage」にて、オッサレ〜なフレンチのコース料理。
佐渡の食材を使った宝石のようなオードブルに、
メインディッシュはやわらかなステーキ。
サカモトの社長さまよりグラスワインをご馳走して頂きました(-人-)
そしてお米を牛乳で炊いたという可愛らしいデザート。
リオレ(Riz au lait)って言ったかな?
ああ、しあわせ〜・゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
なんでしたっけ?
あ、ロングライドのレポートでしたね。笑
ランチの後は、ゼッケン引換証と車検証を持って、会場の受付へ。
ここで、自転車とウエアに付けるゼッケンを受け取ります。
会場には各メーカーの展示ブースの他、アップルスポーツカレッジの生徒さんによる無料のストレッチコーナーも。
私もかわいらしい生徒さんに全身ストレッチをしてもらいました。
あ〜、イタ気持ちいい〜。
会場では前夜祭としていろいろなイベントが行われますが、私たちは6時には夕食が始まるので、それに間に合うように準備のために宿へ戻ります。
凪いだ海。
明日もきっといい日になるでしょう♪
宿へ戻ると、看板犬のグレート・ピレニーズ、ハリーちゃんがお出迎え。
もう顔がメロメロです。笑
自転車のフロントゼッケンにはトランスポンダーのチップが入っていて、ゴールする時にチェックされるようになっています。
そのほかダウンチューブと、
ヘルメットの前面、
そしてウエアの背中にもゼッケンを付けて準備完了。
18時、夕食会場へ。
豪華絢爛な舟盛り。
しかも、どれもこれも佐渡の捕れたての魚介ばかりです。
しかし明日は朝3時起きで4時から朝食、Aコースの皆さんは朝4時40分には宿を出発するので、ガンガン飲んでベロベロになるような人はなく、楽しく交流しながら美味しく明日の栄養を補給する、川西とは違う健全な宴会です。笑
せっかくこういう場なので異文化交流をするように、ということだったので、偶然隣に座っていた通称「つばっち」さんに、
「こういうイベント以外でも100kmくらいの距離はしょっちゅう走るんですか?」
と聞いたら、聞いた相手を間違えたらしく、休みになると1日300〜400kmを走るのもざらだそうなΣ(゚д゚lll)
そのつばっちさんから教えてもらった心拍数アプリ。
さっそくiPhoneに入れてみました。
ちなみに1日300kmは平気で走るつばっちさんのお仕事中の心拍数は40BPM台だそうですが、睡眠時よりはるかに低いって一体…( ̄∀ ̄;)汗
すんごい異文化?異次元?な話をたくさんお聞きしました。
【日曜日、ロングライド当日】
朝3時起床。
ウエアに着替えて、ドリンクの準備をして、
4時朝食。昨夜の夕食が早かったからかもうお腹ペコペコ。
ロングライドに備えて、女性陣も皆ごはんのおかわりはもちろん、バナナも完食です。
もちろん私も。笑
朝担当のフロントマン、ハリー
サカモトさんのメンバー(総勢約70名)は皆、ヘルメットの後ろに黄色いリボンを付けて走ります。
私にとっては完走のための命綱とも言うべきリボンかも。^^;
Photo:佐渡ロングライド2016公式サイトより
スタート&フィニッシュのゲート。
ゲート下のグリッドに入った6名×3列の計18名が、15秒ごとにスタートします。
スタートは距離の長いAコース(210km)のエントラントから。
私たち130kmを走るBコース組はそのずっと後ろで順番を待ちます。
Bコースだけでも1,000人いるので、最初と最後の人では30分くらい出発に差がでるはず。
でもタイムリミットは同じ時刻なので、できるだけ前に並ぶようにと教わりました。
出発前のまだ元気な私。笑
ゲートが見えてきました。ドキドキ。
震えてきたのは武者震いか?いや、寒いだけか。笑
天気はいいけど、朝の佐渡はまだまだ寒いです^^;
【6:16 スタートゲート出発】
では、行ってきます!
走りだすと写真は撮れないので、これ以降はエイドステーションの写真ばかりです。
最初はなかなかバラけず、とにかく他の人に接触しないように気をつけながら、ペースメーカーとして同じくらいの速さの人を見つけようとしていたら、同じ部屋だったS津さんがちょうど隣に来た時に、
「ひとりなら私たちと一緒に走りませんか?」
と声をかけてくれたのですが、これが本当に私にとってラッキーでした。
ちょっと頑張らなければ置いて行かれる、でも頑張ればついていけるという、ちょうどいいペースで走ることができたのは、このグループの皆さんに引っ張って頂いたおかげです。
S津さん、どうもありがとう!
【7:00 相川AS(20km地点)】
え!もう!という感じ。
まだ出発してから45分しか経っていません。
もちろん疲れなんかまだぜんぜんありませんが、お腹は空きました。笑
佐渡ロングライドは各エイドステーションの補給食が違うので、これらを食べるのも楽しみの一つです。
相川ASでは、お饅頭、ワカメそば、クロワッサンなどがありましたが、私はお饅頭を2つ頂き、一つは背中のポケットに携行することに。
遠近法でとても大きなお饅頭に見えますが、ひと口サイズです。笑
食べたらすぐに出発です。
私がロードバイクを買ったのは去年の1月ですが、雪もあったし、春になったら仕事とモトクロスでめいっぱいで、まったくロードバイクに乗ることはなく、今年の佐渡ロングライドにエントリーしてからも、固定ローラーで漕いでいるだけでした。
外を走ったのはこのブログで報告した通り、この春にほんの数回、それも一人で走っただけなので、人と走った経験が一度もなく、それも不安の一つでした。
でもこうして一緒に走って頂いて、少しずつルールやペースに慣れていきました。
やっぱり人と走ることも大事だなあ。
そうそう、もうひとつ。
私はこの佐渡へ来るまで、ロードバイクは下ハンドルを持つものだとばかり思っていて、ローラー台で漕ぐ時も、いつも下ハンドルで漕いでいました。
それが船の中で話を聞いたら、なんということでしょう、普通は上ハンドルを持って走って、攻める時や登りで下ハンドルを持つのだと言うではありませんか。
きゃー、知らないって恥ずかしい〜! (*/∇\*)
佐渡へ来る前に試しに一度100km走ってみた時も、大したスピードもないのに、ずーっと攻めた姿勢で走っていたってことですね。笑
【8:05 入崎AS(40km地点)】
ここもあっという間な感じ。
実際、私が普段走る時は時速22kmくらいだから、普段のペースより速いんでしょうね。
でもまだキツい坂もないので体はまったく余裕です。
ここでは大福にお餅、ぜんざい、マフィン、スープにバナナ、レモンがありました。
心尽くしが嬉しい品揃えです。
私はスポーツをする時以外、甘いものをほとんど食べないのに、体が糖質を欲しているのがわかります。
大福と餅入ぜんざいを頂きました。おいしい!
各エイドステーションでは座ってのんびりスイーツを食べたりする人は誰もおらず、5〜10分くらいの内に補給食を食べて次へ出発。
それでも十分気持ちも体もリフレッシュします。
次のASは30km先、しかもその間には斜度11%というZ坂があります。
しばらく走ると、佐渡ロングライド名物「Z坂」が見えてきました。
みんながやっているZポーズで写真を撮ってもらいましたが、かまたよ、それじゃあ「S」じゃね?
(左後ろの人が正しい。)
以前キャンプに来た時に、MTBで登ったことがありますが、ここは楽ではないけれど、つづら折りになっているので、もう少し、もう少しと思いながら登ると意外と行けます。
というわけでビューポイントで記念撮影。
海の色も最高です。
何度も佐渡へ来ているけど、こんなに青くて透明なのは初めてかも。
その後の大野亀に続く長い坂もヒーヒー言いながら登り、大野亀ロッジで濃いソフトクリームを食べる予定でしたが、10分以上待ちそうな行列ができていたので、諦めて先へ進むことに。
【9:40 はじき野AS(70km地点)】
9:40はじき野ASに到着。
これで70km。
うーん、さすがに両足のももの付け根が疲れてきたような。
ここではオレンジにレモン、バナナの他、一口サイズの焼きおにぎりがあって、それを付けて食べる藻塩も用意されていました。
果物もみんなそうですが、この「一口サイズ」というのは本当に助かります。
時間もかからないし、量の調整ができるし。
(用意する方の時間はかかると思いますが…^^;)
レモンを食べたとはいえ、かなりシワシワに干からびてきた感じ。笑
一緒に走ってくださっている皆さん。
左からT辺さん、S木さん、S津さん、S藤さん。
T辺さん、S木さんは大ベテランなのですが、今回は女子3名を引っ張る係に徹してくださっています。
はじき野ASから両津までは30km。
そろそろ疲れが溜まってきたし、100kmになるけど大丈夫か、私??と思って出発しましたが、この間はアップダウンの少ない道で、逆に走ることで疲れが取れて70km地点より体が回復した感じ。
景色の起伏はありませんでしたが、気持よーく走れました。
【11:00 両津BS(100km地点)】
11:00、100km地点の両津BSに到着。
な、なにー!━━━━\(゚∀゚)/━━━━!!!
びっくりー!
なんと、BSの入り口で、たいこはママとこはるちゃんが待っていてくれました!
えー!嬉しい!!!ありがとう!!!!
人って、気持ちが高揚すると、疲れなんか吹っ飛ぶんですね。
一気に元気になりました。
佐渡へ来ても途中では会えないかもしれないから、本当はゴール地点で待とうと思っていたらしいのが、どうやら私がASごとにアップしていたFBの記事から@BOSSが両津BSの到着時間を予測して、たいこはママと連絡を取ってくれたらしく、本当にジャストタイミングで会うことができました。
@BOSS、ありがとう!
そして,たいこはママ、私をこうして応援するためだけに佐渡に渡ってくれたなんて…(TωT)
おかげで小島よしおさんを見ることもできました。笑
ところが・・・
何これ??( ̄ロ ̄;)
するとアナウンスが。
何でもお弁当が間に合わず、早くても1時間待ちだとか…ウッソー( ̄∀ ̄;)汗
両津BSでの昼食はバイキング、と聞いていましたが、どうやらエントラントが着くまでに準備がまったく間に合わず、こんな結果になってしまったらしく…
トキの手ぬぐいをかぶったお母さんたちが一生懸命用意してくれる姿からも、私たちを楽しい昼食で歓待しようというお心遣いは十分伝わって来ます。
が、制限時間までの時間が厳しい人にとっては、急いで来たのにここで1時間待つか、あるいは食事を諦めて出発するかというかなり辛い選択になったことでしょうσ(^_^;)
食事を諦めて出発した方も大勢いたと聞きました。
まあでも、私たちはあと30kmで、制限時間には余裕があるし、特に先を急がなくてもいいわけなので、このまま並んで待つことに。
バイキングの予定が、なんとか出来るものだけでお弁当を作ったので、内容的にも栄養的にもちょっと残念な感じσ(^_^;)
企画された方、用意してくださった方たちも無念だっただろうな。
でもありがとうございます。ありがたく頂きます。
と言いつつも、ちょっと汁気のないご飯を体が受け付けず…少し残してしまいました。
ごめんなさい!!!(>人<)
足りない分をパワーバーで補給して、
11:55両津BSを出発。
さあ、あと30km。
ここからは佐渡一周のAコースとは分かれて、Bコースは国仲平野を横断。
これまでの海岸線とは異なり、山間の道をスタート地点の佐和田へ向かいます。
日差しが強くなってきました。
最後の30kmは静かな里山です。
走りながらふと思いました。
自転車、特にレースではないこうしたロングライドって、不思議なスポーツだなあ。
すれ違う車もほとんどなく、走っていて聞こえるのは鳥の声と、風切音と、自転車のチェーンの音だけ。
その中を、話をするでもなく、黙々と前に向かってペダルを漕ぎ続けるわけですが、言えるのは、みんながそれぞれに、辛さや大変さも含めて「幸せ」を感じながら走っていること。
実際私も、こうして皆さんの黄色いリボンを眺めながら、ハアハア言ってペダルを漕いでいて、なんとも言えない幸福感に包まれているのを感じます。
あと15km、あと10km。
終わってしまうのがもったいない気がします。
もう少し続けばいいのに。
いや、ゴールして、区切りをつけて、また次のライドにスタートするからいいんだろうな。
【13:14 ゴール(130km地点)】
フィニッシュゲートが見えてきました。
13:14ゴール!
ゼッケンに入っているポンダの情報はMCに伝えられ、こんな感じで一人ひとりの完走を迎えてくれる心憎い演出です。
両津から1時間かけてバスで移動したたいこはママとこはるちゃんが、ゴール地点でも出迎えてくれました。
完走証。
最後に今回一緒に走った皆さんと記念撮影。
(T辺さんが見当たらなかったのが残念!笑)
本当に本当に楽しいライドでした。
あまり話はしなかったけれど、走りながらいろんなことを教えて頂きました。
またぜひ来年も一緒に走らせて頂けたら嬉しいです!*\(^o^)/*
相棒のTrek Silque s。
おつかれさま。そしてありがとう。
空気圧には気をつけるね。(この間まで2キロくらいしか入れていなかったらしい私^^;;;)
今回の私のログです。
こうして私の初めての佐渡ロングライドは終わりました。
帰りのフェリーではたいこはママとこはるちゃんと、ソフトクリームで乾杯しました。
過去最高のコンディションと言われる今回の佐渡ロングライド。
想像以上に素晴らしい思い出となりました。
長々と書いてきたけれど、佐渡島と佐渡ロングライドの本当の素晴らしさは、走ってみないと伝わらないかもしれないなあと思いながらこれを書いてます。
最後に、今回の運営に携わられたすべての佐渡の皆さま、沿道から温かい声援を送ってくださった方々、急なお願いを聞いていただいたうえ、私たち参加者をめいっぱい楽しませてくださったスポーツサイクルサカモトの皆さま、一緒に走ってくださったS木さん、T辺さん、S津さん、S藤さん。
応援に駆けつけてくれたたいこはママとこはるちゃん。
コメントやいいねで応援をくれたお友達の皆さん、
そして私が走っている間もずっと仕事をしていた@BOSS。(と一緒にお留守番してたウトロン。)
本当に本当にありがとうございました。
佐渡ロングライドに向けて、この冬、寒い部屋で地味〜に毎朝ローラーを漕いできた私ですが、もっと遠くへ快適に走れるように、これからも毎朝ペダルを回したいと思います。
もし参加できそうなサイクリングや練習会があったらぜひお誘いください。
あ、でもそろそろモトクロス脳にも切り替えなくては。
さあ、いよいよ6月5日(日)は川西ルーキーズクロス第1戦です!
参加の方も観戦の方も、川西モトクロス場でお待ちしています!*\(^o^)/*
※プレエントリーは5月20日(金)です。お早めに!